2017年5月26日金曜日

自己紹介の註釈

某所にてプロフィル欄を少しいじってみました。
といっても今回は末尾に文を追加しただけです。
自己紹介文というのはそれほど滅多に描くものではない割に何かの拍子に加筆訂正されて消えて行ってしまう運命を辿ることが多いので、転載して時点での自画像を保存しておくこともたまにはいいのかな、と思って実行している次第。
どうせなので少し註釈的なものも付していこうと思います。

>ことばに自覚的でありたい。

元々この一文だけで済ませていたものを膨らませていったのが今の文章ということになります。
言葉ではなくことば、意識的その他ではなく自覚的という言葉、―になりたいではなく―でありたいとした表現、一応すべて意識的に選択したものです。
言葉は時に大きな力を持つ。プラスにもマイナスにも働きうるそうした力を、自らのことばについて自覚すること。
時に自分の意図を超えて人々に届き、受け止められ批判されることを認識した上で発信すること。
そうした自戒を込めた言葉です。
とは言え、配慮ばかりで八方美人的にことばを用いては人々の心に届く言葉はあらわれてこないし、自分にも言葉にも失礼な態度だと思います。
そういう訳で出来うる限り自分のこころに素直なことばで、それでいて人々のこころに適切に届くように、発信していけたらあらまほしきことだと思いつつ日々ことばと触れ合っています。

>読んだ本の気ままな記録と本好きの人々との交流の場として。
政治と法、経済のあたりの社会科学がメイン、サブ的にいろいろと興味を持って読んでいる感じです。
でも原点に立ち返ると、本当に関心があるのは人の心と社会や国のあり方だったはずで、社会科学はその道具のひとつだった気もします。
最近の興味は政治外交史と日本政治思想史が中心みたいです。
よろしくお願いします。

これは読書の記録サイトの自己紹介なのでこういう文になっています。
いつの間にか社会科学という曖昧な枠にとらわれていたこともあったけれど、元をただせば意味のないこだわりだったな、と反省しつつ書いた記憶があります。
広い意味では一貫性を持って本の数々を渉猟しているつもりですが、なかなかそのつながりを他人に理解されることがないのは自分の力不足をふくめて少し残念に思います。

>最後に思い入れのある著者/作品の名前を列挙しておきます。
似た興味の方いらっしゃったら仲良くしてくださるとうれしいです。

・漫画
ちはやふる 末次由紀
ドラえもん 藤子F不二雄
四月は君の嘘 新川直司
あさきゆめみし 大和和紀

・評論
小林秀雄、河上徹太郎、吉田健一、福田恒存、三島由紀夫

・学問
木庭顕(ローマ法)、苅部直(日本政治思想史)、坂本多加雄(日本政治思想史・日本政治外交史)、石川健治(憲法)、長岡亮介(数学)

・演劇
蜷川幸雄、山崎正和、福田恒存 他

*小説はいつの間にかほとんど読まなくなってしまいました。何か劇的に面白い小説に出会って価値観が揺さぶられることに期待…

こちらも読書記録サイトなのでこういう風になっています、と。
こちらはつい最近付け足しました。
よく読み登録している著者と自分が好きな・尊敬している著者が必ずしも一致していないことに気づいたのでそのずれを埋めるために置いたものです。
末尾に書いた通り、最近では現代小説を読むことはほとんどなくなってしまいました。
何か魂を揺さぶるような、圧倒的な小説との出会いがあるといいのですが。

と、少しは自らに深く迫る自己紹介になったのではないかと自負するのですが、いかがでしょう。
もっとも、どれだけの人が〈私〉に興味を持ってくれるかわからない部分もあって自己満足に過ぎないのかもしれません。
自分のことばの特色のひとつとして自覚しているもので、同じ言葉を連続して用いる一種のことばあそびを好むというものがあって、この3文だけで7回<自>という字を使っています。

以上、自己紹介とその註釈という名の自己紹介でした。

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