2017年7月11日火曜日

高校社会について

・世界史
・日本史
・地理
・政経
・倫理
・現代社会

高校の社会はおそらく今でもこうした区分に基づいて指導されていると思う。
社会科の科目は高校の学習範囲の中でもかなり高度で広範な知識を学ぶものでありつつ、受験での位置づけ等から少なくない高校生がないがしろにしている部分でもあるように見受けられる。
こと文科系の学生にとっては社会科の科目選択がその後の人生を大きく左右しうる大きな選択だということは、案外認識されていないが厳然たる事実と思われる。

各科目の性質
・世界史
→最も広範で高度な科目と言いうる。世界全土の古代から現代にいたる歴史について、その政治的・文化的・経済的・民族的・国家的・文明的・人物的な、様々な角度から一望するもの。

・日本史
→日本の歴史について以下同文。日本という限定のために範囲が限定される反面より深い理解が問われる。

・地理
→世界と日本における地誌と理論地理の2分野から構成される。統計の読み取りやモデル思考など社会科学の基礎となりうる要素がバランスよく配置されている。上記2科目が知識に比重が置かれているのに対し、考察と知識の両者が必要とされる科目。高校の科目の中では歴史よりも生物に比較的似た部分があるように思われる。

・政経
→政治と経済という大学以降の学問で文系においては中心的な領域のうち2つを1つの科目でカバーしてしまおうという無茶苦茶な科目。当然しっかりと理解しようとするとかなり高度。

・倫理
→西洋思想史と日本思想史を西洋に重きを置きつつ統合したような科目。

・現代社会
→現代の社会について広く浅く学ぶ科目。

このうち専門にするなら地理か政経かな、という気がしますが、前に宣言した通り、どれかを選んで、もしくは全体的に、学び直してみようと思います。

1 件のコメント:

  1. センター試験に倫理、政治・経済という科目が追加されているようで驚きました。どうでもいいけどもう少しネーミングどうにかならなかったんだろうか。いっそ公民とか。

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