2017年7月7日金曜日

専門性を高めるということ

・専門性を高めていきたい
仕事に関して、一般的な能力に関してはとりあえず成長曲線の傾きが徐々に平らになってきてしまった感があるので、そちらを極める努力をするよりは先に専門性を高める方向に一度舵を切るべきだと思い至ったのでそちらの方向で本格的に検討・行動していこうかと。
とりあえずは①分野を絞る②対象を絞る③生徒から自分にある程度主導権を取り戻す
といった辺りから始めていくべきかな、という気がしています。
まあ①②についてはやや長期スパンで、1シーズンくらいかけて知識やその他をブラッシュアップしていく必要がありそう。
何でもいいんだけど、自分のモチベーションと現状の能力と伸びしろと今後のキャリアとの関連性あたりとの兼ね合いから、社会系が一番望ましいのではないかという気がしています。
英語は発音とか英作文とか結構面倒だし現代文は読むのは好きだけど「わかりやすく」説明するのは性に合わない。
社会はある程度自分も得意であり苦手でもあるので生徒の需要を満たすことがそのまま自分の欲求を満たすことにもほぼ繋がっていて丁度いいのでは、といったところ。
具体的な対象としては公務員試験系の大学生か難関大受験生か難関中学受験生か、とにかく学力・モチベーションがいまひとつの子の相手は現状で十分だと思うので、今後仕事を意識的に増やす際にはエリート系の人材育成に携わっていきたいです。
個別と集団は補完的な関係にあると思っていて、個別は結構集中的に訓練を積んできたので今度は集団相手で研鑽を積んでいけるといいかなあ。

・学問の世界
未だに学問の世界、アカデミア/アカデミズムというものがよくわかっていない訳ですが。
とりあえず自分なりに専門を究める方向で突き進んでいって、もしも運よくポストが得られれば研究と学生指導に全力で取り組みたいけれど、だめならだめで市井に埋もれて何らかの形で生活をしつつ研究していくということにも特に抵抗はない。
というかここ数年でそうなった。
何というかあまりアカデミアにいい噂も聞かないので。
元々、漠然と学問の世界に憧れたのは曾祖父も祖父もそういった仕事をしていたということが大きかった訳だけど、時代も変わったし曾祖父のように真面目な努力家でもなければ祖父の様に恵まれた家庭環境でもないのであまり高望みはしないように意識的にも無意識にも方向づけてきたような気がします。
実際、そうしたら大分生きるのが楽になったので人生、何がいいことで何がよくないのか、万事塞翁が馬というか、そんな感じがします。
とりあえず現時点での興味関心を記しておくと、
①日本政治思想史(日本政治外交史・日本宗教史・古典文学などを含む)②憲法(国法学・立憲主義の基礎をなす政治思想・行政法の一部を含む)③商法(商業活動全般とそれに関する経済・金融系の議論を含む)④西洋政治思想史(宗教史や神学論争・ヨーロッパ政治史等を含む)⑤知財法(特許及び著作権その他の実務と理論)
()書きでだいぶ広く概念を規定してはいるもののぐちゃぐちゃしてる興味関心が意外と綺麗におさまりがついたような。
あと他に生命科学や医学にも関心はあるもののそちらは専門にすることはなさそう。
④⑤も専門にしたいというほどの熱い想いはないので実質①~③のどれかを専門にしていくことになりそう。
①はたぶん人生をかけて扱っていくテーマだと思うので学問的な意味での専門とは少し違う気もする。
②は割合学問的な探求という意味で自分に合っている気がするけれど、実際的な話として実務との関わりが薄く、2年なり5年なり真摯に取り組んで芽が出なかったときに行き先が政治界隈のダークな世界くらいしか思いつかず尻込みをしてしまう部分も。
③は結構難しくて楽しそうで尊敬できる先生方が多いし実務との距離も一番近そうなので今のところかなり有望に見えている。
来週は検討中の大学院の先生に実際にお会いする機会もあるので、それまでに出来るだけ自分の考えをまとめてしっかりと有意義な時間にしたい。

まとめると、仕事においても学問においても専門性を高めるということが自分にとって喫緊の課題となっているといったところか。
専門性を高めるということは、視野を狭めて行動を狭めてがんじがらめの境遇に自らを追い込むという側面も持つ。
それが嫌で、自分の世界を広げたくて色々と探求してきたけれど。
これからしばらくはそれを逆に凝縮した形で結晶化させる営為が自律的にも他律的にも求められているということなのだろう。

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