2017年1月28日土曜日

ニーチェの言葉

少し前に流行った本。
「超訳ニーチェの言葉」を改めて手に取った。
ニーチェが優れた思想家だというのは、彼がどこか自分を離れて第三者的な目線で語ることが可能だったからだろうかと思った。
伝えられている彼の晩年は決して幸せなものと言えないが、彼のような優れた思想家を蝕んだのは何だったのだろう。

ひとつ言葉を引用しておく。

だまされた人の悲しみ
あなたが誰かをだましたりすると、その人は悲しむ。
だまされたことで何か損を受けたから、その人は悲しんでいるのではない。
その人がもうあなたを信じ続けられないとうことが、その人を深く悲しませているのだ。
今までのようにあなたをずっと信じていたかったからこそ、悲しみはより深くなるのだ。
「善悪の彼岸」

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