2017年2月21日火曜日

次元

次元という考え方がある。
1次元は点と線の世界。
2次元になると面積が生まれる。平面の世界。初期のマリオやインベーダーはここに住んでいた。
3次元になると立体、我々が住む世界は一般的に3次元と言われ、近頃のマリオ達はすでにこちらに引っ越しを完了しているようだ。
4次元とは何か。アインシュタインが言ったのか言ってないのか、ベルクソンが言ったのか言ってないのか、小林秀雄と岡潔の対談での触れられ方ではいまひとつわからなかったが、ともかく、時を足して四次元とする見方が生まれた。

その昔、論理さえ通っていれば正しいと思えた幸せな時期があった。
数学の世界ではそれでいいのかもしれないと思っていたが、岡潔はそれでは駄目だと言う。
感情が大切らしい。
とにかくいつからか、論理一辺倒ではまずいと気付いた。
そのとき思ったのが感性だった。
論理と感性というよりは理性と感性、もしくは論理と感情と言った方が対応上都合がいいのかもしれない。
でも最近、やはりその2つだけでも足りないのではないかと思った。
信念が必要なのではないか。
信念は時に感性や理性と相反する場面がある。
そのとき必ず信念に従うということは結局、すべてを信念で決めてしまう一元論でよくないだろうが、信念との葛藤のない理性や感性偏重もおかしいのではないかと思った。
おかしいというのは自分の感覚であって、別にそういう人の存在を否定しようという訳ではないのだが、信念が伺えない人を尊敬することが難しくなった。
とりあえずはそういう3次元的な世界でしばらくやっていこうと思う。
気づいたらマリオみたいに自分もそのうち違う世界に迷い込んでいるかもしれないが。

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