2017年2月1日水曜日

ワシントンの中のアジア―ケント・E・カルダー

興味深く読んだ。
ワシントンは今、トランプ政権の誕生と共に激変のさなかにあると見られ、どこまでこの本の記述が当たっているかわからないが、基本的なところでは変化は少ないだろう。

アジェンダ・セッティングの場がシンクタンクや大学の研究センターに大きくシフトしているのに日本は対応できていない、ということが一番の指摘だったように思う。

以前から一部ではシンクタンクが三権に次ぐ権力に数えられたり、知識としては知っていたが、こうして具体的に指摘されると迫力が違う。
中国・韓国は失速しつつあるようにも見えるが、日本は今後存在感を高めていくことができるだろうか。
とりあえずは今度のmad dogマティス国防長官の来日、稲田防衛大臣・安倍総理との会談内容に注目したい。

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