2017年2月18日土曜日

珈琲牛乳考

珈琲牛乳はおいしい。
しかし珈琲は苦く牛乳は甘ったるい。
混ぜ合わせるとおいしく感じてしまうというのは舌というのもいい加減なものだ。
だからこそ人は平気で毒入りの料理を口にして死んでいった。
毒物については全くの門外漢なので何も言えないが、中には味のしない毒物もあると聞いた。
これは恐ろしい。
毒なのに違和感なく口にしてしまい、そして命を落とす。
その一方では健康によいはずのものが毒と誤認されてか強烈な味わいをすることもある。
劇物は取り扱いが難しい。
しかし巷では不良外国人が覚醒剤を売り捌き、女子高生が猛毒を級友に盛って障害を負わせて裁判沙汰になったりしているらしい。
カレーに毒物を入れてふるまい、幾人も殺してしまったとされる事件もあった。
毒はクスリにもなるというのとは違うが、毒をもって毒を制すというか、毒が必要となる場面も当然存在するわけで、何でもかんでも素人からは取り上げてしまえばいいという話ではないのだろうが、毒に怯えて生活することを思うと管理はしっかりとやってほしいと、半ば無責任な要求をしたくもなる。
毒と言えば先日死んだ北朝鮮の前指導者の息子も毒針だか毒布だか毒スプレーだかわからぬが、どうやら毒殺されたことは確からしい。
毒というのは長い歴史を持つものだが、こうして今も随分と古典的な方法で暗殺がなされているのだと感慨深いものがある。
珈琲の話だか毒物の話だか何だか分からなくなってしまったが、これも一つの随想の形ということでこのままにしておく。

0 件のコメント:

コメントを投稿